4月にブログで上げさせて頂いた、『脈診習熟ノート』がいよいよこの6月に刊行されることになりました!下の写真はたにぐち書店さんより届いたパンフレットです。
小さいですね!もっと大きく。↓
↑これでも・・・まだまだ文字が読みづらいと思うので、主な内容を以下に掲載させて頂きます。
上巻<第1~13講> ☆★☆☆☆☆★☆☆★☆☆☆☆★☆☆★☆☆☆☆★☆☆★☆☆☆☆★☆
第1講 脈診概観
第2講 脈図を描こう!
第3講 古典鍼灸脈診の種別と分類
第4講 運気論、運気脈
第5講 寸口脈診の概論
第6講 寸口脈診の運用
第7・8講 「脈状診」の実際
第9講 「胃根神」を診る
第10講 「比較脈診」の実際
第11講 「人迎気口診」の実際/「神門の脈」
第12・13講 立証-選穴の実際
下巻<第14~19講> ☆★☆☆☆☆★☆☆★☆☆☆☆★☆☆★☆☆☆☆★☆☆★☆☆☆☆★☆
第14講 「人迎脈口診」の実際
第15 講 「寸口脈診」と「指尖容積脈波・加速度脈波」の比較検討
第16講 脈象と舌象
第17講 腹診の概要
第18 講 病症と治療法
第19講 臨床アイテム集
と、このような内容になっております。鍼灸学に触れたことのない方はいかにも「難しそう・・・」と思われたのではないでしょうか。
上下巻となります。
しかし、この本ができあがった背景を少し説明させて頂くと、数年前まで、院長が宮城県の鍼灸学校で教鞭を執っていた際に、生徒に配っていたシラバス。これがなかなか良い出来だった(^^)もので、もし教師を辞めた後ではただの紙切れになってしまうのはもったいない・・・それならこれを本にしてみたらどうだろう。昔の診察学では基本の「き」であった「脈診」を現代に広めたいという院長の強い思いから生まれた本なのです。
鍼灸学校で習う勉強は、古典東洋医学・西洋現代医学をはじめ、おそらく皆さんが想像されているよりも遙かに多いと思います。
ともすれば、生徒さんによっては、国家試験に出る科目の半数以上を占める、解剖学や生理学などの現代医学に重点を置きがちな傾向にあったり、膨大な数の経穴(ツボ)を覚えることに時間を割いてしまいがちになります。臨床の練習よりも机にかじりついて、鍼ではなく鉛筆をもっていることが多いのです。(私もそうでした・・・)
特に「脈診」などの古典的診察法に関しての授業の割り当てはとても少ないものです。実際の診療の場においても、東洋医学の魅力が見直されてきている今日とはいえ、まだまだ「人の手」による診察は物足りないといえるのが現状です。
前置きが大部長くなりましたが、元々は脈診を初めて習う学生のために作られたシラバスをまとめ、更に幅広く深めた内容を加筆した本であり、専門書というよりも、むしろ初心者向けに、一人で「脈診」を「習熟できる」ように院長が工夫をこらした「ノート」です。
これから鍼灸・脈診を深く学ぼうとしている方、また鍼灸や漢方の専門の方でなくとも、ご興味があればどうぞお手にとってみてください。
ちなみに・・・少し宣伝させてください(^0^)
今月6月中にご注文いただくと、上・下各巻3,500円のところを、二巻で6,000円と1,000円お得です。ご興味有る方、是非♪お問い合わせください♪
ちなみに・・・②
前著二作です。こちらは少し専門書の要素を多く含みます。